今回は商業高校生に有利な国立大学を紹介するシリーズです!
前回は北海道の小樽商科大学を紹介しました。
今回紹介するのは、和歌山大学経済学部経済学科です!
・和歌山大学 経済学部 学校推薦型選抜(簿記)
ポイントを要約して、簡潔にご紹介します。
※2022年度募集要項を参照しています。最新情報は必ず大学HPからご確認下さい。
【出願資格】
・現役生であること
・日本商工会議所簿記検定2級以上(日商簿記2級)又は公益財団法人全国商業高等学校協会簿記実務検定1級(全商簿記1級)の合格
まず着目したいのが、「現役生」限定の入試であることです。つまり、一般入試と異なり、レベルの高い浪人生がライバルになることはありませんので、その分チャンスは大きいと考えます。
次に着目したいのが、出願資格に「評定平均」の条件がないことです。一般論として、国公立大学や有名私立大学の推薦入試では、出願資格に一定以上の評定平均(例えば4.0以上)などを設定されることがしばしばあります。
しかし、和歌山大学経済学部の本入試では、募集要項に評定平均に関する記載がないことから、評定平均に自信がない商業高校生であっても、簿記の検定試験さえ取得できれば出願するチャンスがあります!
スポーツや芸術活動に取り組んでいた方、そもそも就職を考えていて大学進学を考えていなかった方で、評定平均を意識した学校の勉強をしてこなかった方でも、出願しやすい入試であり、門戸が広い入試であるという印象を受けました。
【選抜方法】
・小論文 100点
・面接・出願書類 125点
・合計 225点
募集要項を確認すると「大学入学共通テストを免除します」との記載があることから、共通テストを受験せずに、上記の選抜内容で合否が決定することになります。
出願書類に関しては、事前に入念な準備ができることから、そこまで大きな差は付かないと考えます。
むしろ鍵を握るのは、小論文と面接です。小論文では、大学入学後の勉学に耐えうる思考力があることを大学側にアピールする必要があります。
また、面接では「なぜ和歌山大学経済学部」で学びたいのかを説明できることが重要です。
参考Webページ:「令和4年度和歌山大学 入学者選抜要項 学校推薦型選抜(簿記)」(2022年5月1日アクセス)
【倍率】
・受験者数 21名
・合格者数 6名
倍率は3.5倍と決して優しくはない入試結果となっていますが、5教科が求められる一般入試を受験することと比較すれば、本入試は商業高校生にとっては大きなチャンスであると言えます。
参考Webページ:「令和4年度和歌山大学 学校推薦型選抜(簿記)選抜状況」(2022年5月1日アクセス)
和歌山大学経済学部のように、商業高校生が有利に受験できる入試を実施している国立大学は、意外と存在します。
商業高校からの大学進学を考える上では、普通科の生徒以上に入念に情報を集めて、狙いを定めることが重要になってきます。
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