全商協会特別推薦 どんな入試制度なのか

商業高校からの大学受験戦略

全商協会特別推薦(全商推薦)は、商業高校生が利用できる特別な推薦制度です。

全商英検や全商簿記などの全商検定や、学校の評定平均を活かして、大学進学することができます。

受験生
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どんな大学に進学できるの?

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推薦枠には、MARCH・関関同立のような、有名私立大学も含まれています。

もちろん、推薦枠には限りがあるため、誰でも進学できるわけではなく、高い評定平均や難易度の高い検定試験・資格試験に合格する必要があります。

推薦枠には、「Aグループ」と「Bグループ」があり、両者は、全商英検の有無によって区別されています。主に、全商英検が必要なのは、Bグループです。

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このBグループに、先ほど述べた、MARCH・関関同立が含まれています。

だからこそ、全商英検(特に1級)の取得を強く推奨しています。

全商英検1級や他の英語系の試験に合格することで、商業高校から有名大への道を開くことができます。

受験生
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どんな入試科目があるの?

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「書類審査」「小論文」「面接」の組み合わせが多いです。

各大学によって異なるため、大学毎に確認が必要です。

大学によっては、小論文や面接が課されるため、推薦されることが決定しても、最後まで油断はできません。

次に、具体的にどんな大学の推薦枠があるのか、一部ご紹介します。

関西大学 商学部 5名

関西学院大学 商学部 5名

中央大学 商学部 若干名

同志社大学 商学部 3名

法政大学 経済学部 10名

立命館大学 経営学部 15名

【参考文献】全国商業高等学校長協会『令和4年度 高校の商業教育』p.5。

このように、一般入試では熾烈な競争になる有名私立大学への進学を目指せる点に、全商協会特別推薦(全商推薦)の魅力があります。

受験生
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どんな流れで受験できるの?

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基本的には、生徒→学校→都道府県→全商協会→大学、と段階的な選抜が行われます。(下図)

上述の通り、推薦枠には限りがあるため、人気大学になればなるほど、その競争は激しくなると思います。

全商協会特別推薦は、基本的に、生徒高校都道府県全商協会大学、と段階的な選抜が行われる点に特徴があります。

【参考】「大阪商業大学 Webページ」【https://ouc.daishodai.ac.jp/exam/list/special.html】(2023年7月23日参照。)

まず、高校では「校内選考」という、その高校独自の基準を用いて、「誰を推薦するのか」を決定します。

選考基準は各学校によって異なりますが、代表的な指標は以下のとおりです。

  • 評定平均
  • 検定試験資格試験
  • 欠席日数

評定平均は、高ければ高いほど、選考は有利になります。

同様に、検定試験・資格試験についても、より上位の級やスコアを取得すれば、選考は有利に働くでしょう。

そして、意外と重要なのが、欠席日数であり、少なければ少ないほど望ましいです。

全商推薦に限らず、学校推薦型選抜や総合型選抜を少しでも考えている方は、なるべく欠席は少なくすることを推奨いたします。(遅刻でも学校には行きましょう!)

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つまり、大学進学を少しでも考えているなら、商業高校入学時から、定期試験や検定試験をコツコツと頑張ることが重要ですね。

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その通り!全商推薦は、商業高校の勉強を真面目にコツコツと積み上げた者に与えられる、いわばご褒美のような制度です。1年生からの積み上げが大切です。

この記事の内容は、進学塾おはぎのYouTubeチャンネルでもご視聴頂くことが可能です。

「【図解】全商協会特別推薦とはどんな入試制度なのか、どんな流れで受験するのか」(2023年7月24日公開)

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